ピーター・F・ドラッカーに学ぶ

当サイト管理者が所属する研究室(京都大学大学院工学研究科化学工学専攻プロセスシステム工学研究室)において,学生に読んでもらうために用意した書籍を紹介します.

ここでは,研究室の本棚に並ぶピーター・F・ドラッカー(Peter F. Drucker)の著作を紹介します.20世紀最高の知識人とも評されるドラッカーに学びましょう.

ドラッカーの思想総集編

ドラッカーの遺言

著者: Peter F. Drucker
出版: 講談社(2006/01)
ISBN: 4062820005

20世紀最高の知識人とも評されるピーター・F・ドラッカー.彼が亡くなる直前のインタビューをまとめたのが,本書である.そこで扱われる領域は広く,しかも日本に焦点を当てた記述も多い.はじめてドラッカーに触れるという人にも,ドラッカーを敬愛する人にも,満足感を与える本であると思う.

本書の章立ては以下のようになっている.世界はどこへ向かっているのか,日本の“いま”,“仕事”に起こった変化,日本が進むべき道,経営とは?リーダーとは?,個人のイノベーション.

激動の21世紀を生きていくために,その足場を築くために,是非,本書を読んでみて欲しい.

「はじめて読むドラッカー」シリーズを読む

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
はじめて読むドラッカー (自己実現編)

著者: Peter F. Drucker
出版: ダイヤモンド社(2000/07)
ISBN: 4478300593

組織で働く知識労働者として成果をあげ,成長するための考え方を説く.

成果を上げるためにすべきこと

  1. ビジョンを持ち,努力を続ける.
  2. 仕事に誇りを持ち,完全を求める.
  3. 常に新しいことに取り組み,より優れたことを行う.
  4. 自分の仕事ぶりを評価・反省する.
  5. 自分の行動や決定がもたらすべきものについての期待を記録し,後日結果と比較する.
  6. 任務が変われば,新しい仕事が要求することについて徹底的に考え,行動する.

自分の強みを発揮するためにすべきこと

  1. 強みに集中する.
  2. 強みをさらに伸ばす.(技能や知識を身に付ける)
  3. 知的な傲慢を正す.(専門以外の知識を軽視しない)
  4. 悪癖を改める.(成果をあげるのに障害となっていることを改める)
  5. 人への対し方を正す.(人間関係は潤滑油である)
  6. 成果の上がらないことは行わない.(不得手な分野の仕事は引き受けない)
  7. 努力しても並みにしかなれない分野に無駄な時間を使わない.
    多くの人達,組織,そして先生が,無能を並みにすることに懸命になっている.

時間を管理するためにすべきこと

  1. 成果を生まない完全に時間の浪費であるような仕事を見付け,ただちに止める.
  2. 自らが行うべき仕事に取り組むために,他の人間でもできることは他の人間に任せる.
  3. 自らが原因となって他の人間の時間を浪費しない.時間浪費の原因は排除する.

チェンジ・リーダーの条件―みずから変化をつくりだせ!
はじめて読むドラッカー (マネジメント編)

著者: Peter F. Drucker
出版: ダイヤモンド社(2000/09)
ISBN: 4478300615

イノベーターの条件―社会の絆をいかに創造するか
はじめて読むドラッカー (社会編)

著者: Peter F. Drucker
出版: ダイヤモンド社(2000/12)
ISBN: 4478300623

テクノロジストの条件
はじめて読むドラッカー (技術編)

著者: Peter F. Drucker
出版: ダイヤモンド社(2005/07)
ISBN: 4478300720

To Top
Copyright © 2006-2008 chase-dream.com. All rights reserved.
admin@chase-dream.com